練馬大根伝来種 母本選定

練馬大根伝来種 母本選定

JA東京あおばは12月11日(水)、第3回実践力セミナーを開き、7名が参加しました。今回のセミナーは、練馬区白石好孝さんの畑で伝統野菜のひとつ「練馬大根」の伝来種保存事業の一環で母本選定を行いました。「練馬大根」の特徴があるものを選抜し、別な場所へ植え替えました。花を咲かせて、来年7月ごろ採種する予定です。
毎年、採取した種子から栽培し、その種子をまくことで、種を受け継ぎ、より原種に近い「練馬大根」を継承していくことが目的です。同区から業務委託で区内農業者として白石さん、渡戸章さん、五十嵐透さんの3人が栽培を行っています。
 白石さんは「今年は長引く暑さで、生育が不安でした。後世に残すためにも頑張って栽培を続けたい」と話しました。セミナー参加者は「練馬大根を引き抜くのはとても大変でした。植え替え作業後は、白石さん自らの経験や体験談、経営の方法を聴くことができ、有意義なセミナーとなりました」と話しました。
 本セミナーは組合員の営農技術向上を目的に、管内の組合員の協力を得ながら、野菜の肥培管理や果樹の剪定など幅広い研修を行います。全10回を予定していて、次回は令和7年1月に開催します。