長イモ栽培 石神井地区 石塚 光さん

長イモ栽培 石神井地区 石塚 光さん
練馬区で農業を営む石塚光さん(40)は、同区では珍しい「長イモ」を栽培しています。祖父の代より始めた長イモは、4月に種イモを植え、半月から1カ月ほどで芽がでてきます。その後、芽が出るとツルが大きく伸びるため、支柱が必要となります。上手な栽培のポイントは、夏場の水やりを多くし、追肥のタイミング。昨年の夏は猛暑で、特に水やりが大変だったという。
12月から3月にかけて収穫を迎え、取材時には、閑静な住宅街の畑に直径3メートルを超す大きな穴がいくつかありました。「少し前までは、手掘りをしていたが、大型の機械を導入したことで、効率が良くなった」と長イモ生産に懸ける情熱が感じられました。
「長イモの実である珍しい『ムカゴ』も今年はたくさん収穫できた」と庭先販売や直売所でも長イモ同様に人気です。同区内の漬物店や居酒屋にも長イモを提供しています。
石塚さんは、定番野菜のブロッコリー、キャベツなどのほか、最近では練馬大根や青森産ホワイト六片を種としてニンニクの栽培にも挑戦している。「石神井の大地で大きく育った長イモを多くの人に味わってほしい」と話す石塚さんは、これからも新たな野菜の栽培に挑戦し続けていきます。
