キャベツ種子の検討会を行いました

キャベツ種子の検討会を行いました

6月7日(火)、JA東京あおば野菜流通協議会は、大泉支店で、平成28年度初夏産キャベツ品種検討会を開きました。

 

この取り組みは管内の基幹作物であるキャベツ種子の検討会で、試作品種の圃場見学、意見交換、食味検討により、協議会の推奨する現行品種と、食味、玉揃い、箱詰めのしやすさなどを比較し、品質向上をめざすのが目的です。今回は生産者2名が2品種を試作栽培し、栽培履歴や現行品種と比較した特徴などを報告しました。当検討会には会員10名とJA事務局、各種苗メーカー担当者、中央農業改良普及センター西部分室 主任普及指導員山岸明氏が参加し、山岸氏からは事務局と事前に収穫調査した結果をもとに、試作品種の形状や性質、肥培管理などについて講評を受けました。

 

協議会の品種選定だけでなく、病害虫に悩まされる生産者にとって参考となる内容で、参加者との活発な意見交換が行われ、参加した生産者は、高品質なキャベツ生産へ意欲を見せていました。

 

今年度は育苗期の高温や5月の少雨などが懸念されたが、現在は順調に生育しており、平年並みの出荷が行われています。野菜流通協議会では、都内の市場へ5月上旬から7月下旬にかけ、約4万6千ケースの出荷を見込んでいます。