活動報告ブログ
赤塚支店 加藤裕哉職員 特殊詐欺未然に防ぐ
JA東京あおばは、日頃から地域や警察署と連携して特殊詐欺防止に努めています。年末年始は特に、金銭や物流が動く時期で注意が必要です。
JAは、第9次中期経営計画(農業振興計画含む)の中で、「対話運動を通じた組合員とのつながり強化」を行っています。渉外担当者が、日常的な訪問活動を行うなかで、組合員の行動が不可解に感じ、特殊詐欺を未然に防ぐことができた一例を紹介します。
赤塚支店渉外担当加藤裕哉職員は、「普段は些細なことでも相談してくれる組合員が、自ら支店窓口で定期貯金を解約し、普通貯金に入金しました」と上席から指摘され、すぐにその組合員に理由を聞いたが、曖昧な回答でした。
後日、その組合員から「家族にも相談しにくいことがあり、悩んでいる。相談に乗ってくれないか」と加藤職員に話がありました。その後、すぐに自宅を伺い、事情を聴くと「間違いなく特殊詐欺の手口」と加藤職員は確信しました。上席に一部始終を伝え、その後警察にも相談し、未然に特殊詐欺を防止することができました。
渡部勝支店長は「加藤職員は、日頃から組合員とのコミュニケーションをよくとれているからこそ、異変に気付き、特殊詐欺を防ぐことができました。家族にも相談しにくいことを渉外担当者に話してもらえたことは、本当にうれしい。今後も、特殊詐欺防止に努めていきたい」と話しました。
後日、加藤職員は、警視庁高島平署から感謝状を受け取りました。
渋谷区で出前授業を行いました!
JA東京あおばは12月10日(火)、JA東京中央会が実施している「東京産農産物消費拡大支援事業」の取組に協力し、都内公立小中学校に出前授業の講師を派遣しました。
この取組は、東京の地産地消を推進することを目的に行われています。
今回は板橋地区の久保正敏さんが、渋谷区立鳩森小学校で出前授業を行いました。授業を行ったクラスではダイコンを栽培中のため、ダイコンを食べる虫や栽培のポイントを久保さんが話ました。児童からは、「虫も退治して大きいダイコンが育ってほしい。楽しかった」と話しました。先生も含め児童が楽しく学ぶ有意義な時間となりました。
練馬大根伝来種 母本選定
JA東京あおばは12月11日(水)、第3回実践力セミナーを開き、7名が参加しました。今回のセミナーは、練馬区白石好孝さんの畑で伝統野菜のひとつ「練馬大根」の伝来種保存事業の一環で母本選定を行いました。「練馬大根」の特徴があるものを選抜し、別な場所へ植え替えました。花を咲かせて、来年7月ごろ採種する予定です。
毎年、採取した種子から栽培し、その種子をまくことで、種を受け継ぎ、より原種に近い「練馬大根」を継承していくことが目的です。同区から業務委託で区内農業者として白石さん、渡戸章さん、五十嵐透さんの3人が栽培を行っています。
白石さんは「今年は長引く暑さで、生育が不安でした。後世に残すためにも頑張って栽培を続けたい」と話しました。セミナー参加者は「練馬大根を引き抜くのはとても大変でした。植え替え作業後は、白石さん自らの経験や体験談、経営の方法を聴くことができ、有意義なセミナーとなりました」と話しました。
本セミナーは組合員の営農技術向上を目的に、管内の組合員の協力を得ながら、野菜の肥培管理や果樹の剪定など幅広い研修を行います。全10回を予定していて、次回は令和7年1月に開催します。
ミニデイサービスでの楽しいひととき
石神井地区共生の会は12月6日(金)、石神井支店でミニデイサービスを開き、70歳以上の組合員36人が参加しました。午前中は椅子に座ったまま、お手玉やボールを使いながら楽しく身体を動かす「生きがい体操」を行い、午後には輪投げ大会とカラオケ、職員の余興で会場は盛り上がりました。昼食は弁当を用意し、会員が作った具沢山の味噌汁とデザートを振舞いました。同会は6月に続き、今年度2回目の開催となりました。
参加者は「野菜たっぷりで出汁がきいておいしい」と話し、大好評でした。
冨岡ハル子代表は「リピーターも多く、毎回足を運んでもらえるよう会員は毎月定例会を開き、意見を交わし、準備を進めてきました。帰り際に『いつ来ても楽しい。ありがとう!』と笑顔で帰る参加者の言葉が励みになります。これからも組合員の交流の場となるよう続けていきたい」と話しました。
力戦奮闘!練馬大根で笑顔の熱戦
練馬区とJA東京あおばは12月1日(日)、練馬区立高松みらいのはたけで、第18回練馬大根引っこ抜き競技大会を開催しました。今年の練馬大根は、9月上旬の猛暑により種をまいても発芽しない状況が続いたため、大小さまざまなサイズがみられました。参加者は、ダイコンのサイズによって力加減を調整するのに苦戦していました。
制限時間内に抜いた本数を競う「選手権の部」には125名が参加しました。男性の部で22本抜いた江口崇さん、女性の部で20本抜いた玉利奈津樹さんが優勝しました。長さを競う「グループ参加の部」には59組、246名が参加しました。91センチの大物を抜いた小林祐博さん、髙橋正樹さんチームが同率で優勝しました。
参加した子どもは「練馬大根を使った給食が待ち遠しい。来年も参加したい」と話しました。
今大会で抜かれた約4,000本の練馬大根は、練馬区立の小・中学校で学校給食として提供されました。
子ども食堂寄付活動
大泉地区女性部は11月12日(火)、こども食堂などの活動を行うNPO法人ハッピーひろばお茶家ころころに、地場産野菜と生活用品を寄付しました。
この活動は令和3年度よりSDGsの取り組みや福祉活動の一環として始められました。農家を営んでいる女性部員も多くいるため、地場産野菜など7月と11月の年2回、寄付しています。当日は、野菜レシピや長期保存の方法などの意見交換も行いました。
女性部鈴木由利部長は「女性部員みんなの協力でたくさんの野菜や生活用品が集り感謝しています。子どもたちに笑顔が届けられるように今後も活動を続けていきたい」と話しました。
地場産農産物 経済的支援世帯へ
板橋区と板橋区社会福祉協議会は11月10日(日)、板橋区赤塚庁舎で、経済的支援が必要なひとり親世帯、多子世帯などに、「野菜宝船」や同月9日(土)、10日(日)に行われた第47回板橋農業まつり共進会に出品した野菜を配布しました。野菜宝船は同農業まつりに合わせ、JA東京あおば協力のもと板橋地区青壮年部が製作しました。
事前に応募のあった170世帯分の野菜などを用意し、同区の民生・児童委員が配りました。配布会場には個人の他、児童養護施設の運営者、子ども食堂の代表者などの姿もありました。
協議会の職員は「子どもたちが嬉しそうに野菜を受け取っている様子が印象的でした。地元で採れた野菜に興味を持つきっかけにもなり、区内農家、JAに感謝したい」と話しました。
練馬地区女性部文化展で日ごろの成果を披露
練馬地区女性部は10月30日、31日の2日間、練馬春日町支店で文化展を開催し、部員32人が手作りの300点を超す作品を出品しました。手芸や絵手紙、陶芸、フラワーアレンジメントなどのほか、会場中央には地場産の野菜と果物を使った「農の生け花」が飾られ、2日間で112人が来場しました。
来場者は「購入したくなるほど素晴らしい作品がそろっていました」「作品の作り方を教えてほしい」など作品に興味を示していました。
同部の加藤朝子部長は「女性部の一大イベントである文化展を開催することで、部員の活動の成果が披露できてよかった」と話しました。
また、会場入口には、令和6年度能登半島地震災害支援募金として募金箱が設置され、多くの寄付金が集まりました。皆さまからいただきました温かいお心遣いは、関係機関を通じ、被災地に寄付させていただきます。
果樹栽培技術共進会開催
果樹組織協議会は、10月17日、11月に実施される第27回JA東京あおば農業祭の一環事業として、果樹栽培技術共進会を開きました。今回の審査対象は、カキ・キウイ・カンキツ・その他であり、9圃場が審査対象となりました。当日は、東京都農業振興事務所、区部農業改良普及センター職員が審査し、果樹農家、JA職員を含め17名が参加しました。練馬区長賞は、大泉地区の荘埜晃一さん(49)が受賞しました。
審査員は、「今年は、猛暑が続き生育管理に苦労した様子が見られたが、その中でも、受賞された圃場は、樹形が良く、しっかり病害虫防除もされていました」と講評しました。
直売所や庭先販売所でも、10月~11月にカキ、キウイ、カンキツが販売される予定なので、ぜひ直売所にお越しください。
カレッジ卒業記念旅行 姉妹提携のJAおきなわ訪問
10月9日から3日間、第1期JA東京あおばカレッジ卒業生は、卒業記念旅行として沖縄本島を訪れました。参加者は卒業生8名で、初日に、姉妹提携JAであるJAおきなわ宜野湾支店を訪問し、女性部役員やJAおきなわ職員らと意見を交わしました。その後、JA直売所「ちゃんぷるー市場」を視察し、品数の多さに圧倒されました。
当JAは、第9次中期経営計画(農業振興計画含む)の重点施策として次世代の組合員リーダーの育成を掲げており、同カレッジはその一環。2022年10月に開講し、協同組合の基本理念やJAの理解を深め、地域農業やJAを担う次世代リーダーを育てるために、全11回にわたり外部講師による講義や管内・管外視察などを行いました。第2期は令和7年10月を開講として、今後、準備をすすめていく予定となっています。