練馬大根を後世へ 採種作業を行う
練馬大根を後世へ 採種作業を行う
練馬区の白石好孝さんの畑で7月30日(水)、「練馬大根」の伝来種保存事業の一環として、採種作業が行われました。同じく伝来種を栽培する五十嵐透さんの他、区職員、JA職員ら12名が参加しました。
種は、昨年12月に選定し植えた練馬大根が花を咲かせ、種が熟すまで乾燥させたもの。当日は、茎やさやを足で踏んだり、手で揉んだりし、さやから種を取り出す作業を行いました。手作業で細かくしたものを唐箕(とうみ)という機械で種と殻を分別し、約5.9万粒を採種しました。
白石さんは「今年も多くの種が採れました。後世に練馬大根をつなげられるよう携わっていきたい」と話しました。また、作業の様子をショート動画にし、同JAのインスタグラムやホームページで公開しています。
今回採れた種は、練馬大根を生産する農家や区内の小・中学校を中心に配られ、食農教育活動や地域文化の伝承に活用していきます。この他、区内で生産された練馬大根は、11、12月にかけて収穫され、来年2月には「たくあん漬け」としてJA直売所などで販売される予定です。

