練馬区立農の学校 特別講義開催

練馬区立農の学校 特別講義開催

 9月27日(土)、練馬区立高松みらいのはたけにおいて、練馬区立農の学校の特別講義を実施しました。参加者は初級コースの受講生14名であり、1年を通じて農業技術等を学び、修了後は「ねりま農サポーター」として区内農家の農業ボランティア活動に従事する予定です。通常、講義は農の学校の施設内で行われているが、今回は高松みらいのはたけとの連携事業として、同園を活用し特別講義を実施ました。

 始めに、都市農業の多面的機能について講義。受講生には、農業そもそもの大切さ、その中でも都市農業における農業の価値について説明しました。続いて、練馬大根の特性について紹介し、間引きの方法とその目的・効果について話しました。ただ間引きすればいいのではなく、なぜ間引きするのか、根の成長と肥大についてなど理論的に講義しました。その後、受講生は実際に練馬大根の間引き作業を体験。この間引きは1回目であり、後日、2回目の間引きを行うなど、野菜によっては間引きを複数回行うものがあると説明しました。
 参加者は「農の学校では、主に農業の技術について学ぶが、練馬大根が実際に学校給食に使われるなど、ここでは農業の重要性から学ぶことができ、他では味わえない体験ができた」と話しました。
 同園担当JAの矢作洋樹係長は「高松みらいのはたけの栽培体験をきっかけに、もっと農業を知ろうと「農の学校」に申し込んだとの声を聞きました。少しずつではあるが、同園のコンセプトが「かたち」になり始めています。嬉しい気持ちになるととともに、これからもっと農業に関心を集める必要があります」と話しました。

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