都市農業発展のために 合同視察研修実施

都市農業発展のために 合同視察研修実施

 板橋ふれあい農園会は9月中旬、JA東京あおば板橋地区青壮年部と合同視察を実施しました。同会は、板橋区内の農業者により組織されています。区主催のイベントでの地場産農産物の販売のほか、区内学校給食や子ども食堂への出荷を行っています。合同視察の開催は4年ぶりで、部会員をはじめ板橋区職員ら20人が参加しました。

 視察ではJAにしたま福生支店直売所と田村酒造場の2か所を訪問。福生支店直売所では、特産品である落花生のブランド化や直売所改革の取り組み、福生市農業の現状などについて学びました。田村酒造場では、国の登録有形文化財である蔵や水車を見学。同蔵の「丁寧に作って、丁寧に売る」という家訓に参加者は感銘を受けました。 同会の染宮利章会長は「限られた農地面積での取り組み、後継者不足や相続による農地の減少など板橋区と同じ課題を持っている福生市での取り組みは非常に参考となりました。今後はJAと板橋区の連携をより一層深め、板橋区の農業を守っていきたい」と話しました。