練馬地区果樹園芸部会ジョイント仕立て栽培接木講習会

練馬地区果樹園芸部会ジョイント仕立て栽培接木講習会

JA東京あおば練馬地区果樹園芸部会は4月8日、管内組合員の畑でカキのジョイント仕立て栽培接木講習会を開きました。

 

同部会員3人、東京都の普及指導員2名、JA職員1人が参加。講師を務めたJA職員がジョイント仕立て栽培する際の主枝部の接木方法の実演や説明、今後の管理作業や、カキの主要病害に対する防除のポイントを説明しました。

ジョイント仕立て栽培は同JA管内で普及し始めている栽培技術で、練馬地区では今年度か1人の生産者が取り組んでいます。

ジョイント仕立て栽培を導入するメリットは、管理作業の簡易化や省力化を図ることができる点。防除を行う際も樹高が低いため、住宅地に囲まれた畑でも少ない薬液で十分な防除効果を発揮できます。苗木の定植は約1メートル間隔で行い、通常の立木栽培より多くの苗木を植えることで、限られた農地でも収益性を確保できます。

ジョイント仕立て栽培は、習得するのが難しい剪定技術を必要としないので、導入をしやすく、作業動線も単純化され、作業時間を50%程度減少できる。都市農業における持続可能な栽培技術として期待できます。

参加者は、「試験場などでジョイント仕立てを見たことはあったが、接木の実演を見られてとても勉強になった。今後は区の補助金などを活用し、区内での普及を目指したい」と話しました。

同講習会はジョイント仕立て栽培の普及を目指し、今後も定期的に開催を予定しています東京あおば・20220415・練馬地区果樹園芸部会ジョイント仕立て栽培接木講習会